正積図法って、なに?
世界地図は、まるい地球を平らな紙に写したものです。まるいものを平らにする以上、写すときに必ずどこかが変わります。 何を変えないかを決めたものが「図法」です。
メルカトル図法の地図では、グリーンランドがアフリカ大陸と同じくらいの大きさに見えます。 実際のアフリカはグリーンランドのおよそ 14 倍です。 正積図法なら、この 14 倍が 14 倍のまま描かれます。
面積が正しいかどうかは全部か、まったくかのどちらかで、「この辺だけ正しい地図」はありません。
もう少しきちんと言うと
緯度 φ、経度 λ の点を地図の座標 x, y に対応させる計算が図法です。 正積であるための条件は、次の式が地図のすべての場所で成り立つことです(球の場合、s は定数)。
(∂x/∂λ)(∂y/∂φ) − (∂x/∂φ)(∂y/∂λ) = s · cos φ
「地図上の小さな区画の面積が、地球上の対応する区画の面積の定数倍になっている」という意味の式です。
どうやって生まれたのか
正積図法そのものは古くからあり、日本の地理の教科書でおなじみのサンソン図法(1570 年ごろ)、 モルワイデ図法(1805 年)、グード図法(1923 年)も、 すべてその仲間です。面積を保つ条件を数学の問題として体系的に扱ったのは、1772 年のランベルトでした。
1973 年、アルノ・ペータースが「ペータース世界地図」を発表し、 メルカトル図法が低緯度の地域を小さく見せていると主張しました。正積図法が数学だけの話ではなくなった出来事です。
このページの地図に使っている Equal Earth 図法は 2018 年に発表された新しい図法です。 既存の正積図法に見た目の面で納得できるものが見つからなかったため、3 人の研究者が新しく設計しました。
sin θ = (√3 / 2) · sin φ x = 2√3 (λ − λ₀) cos θ / ( 3 · ( 9A₄θ⁸ + 7A₃θ⁶ + 3A₂θ² + A₁ ) ) y = A₄θ⁹ + A₃θ⁷ + A₂θ³ + A₁θ A₁ = 1.340264 A₂ = −0.081106 A₃ = 0.000893 A₄ = 0.003796
2026 年 9 月に話題になった理由
年表
図法が生まれてから現在までに起きたことを、古いものを先頭にして並べています。 起きた事実だけを書き、評価は書いていません。
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出典
本文および年表の中の [番号] は、下の一覧に対応しています。